FivetranのLite ConnectorのNotionを試してみた #Fivetran
こんにちは、スズです。
FivetranのConnectorには、標準のConnectorとLite Connectorがあります。Lite Connectorは、Fivetranのドキュメントでは以下のような説明があります。
Lite Connectorは、APIベースのConnectorを迅速に開発できるようにする新技術に基づいて構築されたConnectorのタイプです。既存のConnectorと比較すると、Lite Connectorは多くの場合、カバーするエンドポイントが少ないことや、特定のユースケースのために構築されています。
このLite Connectorの中に、NotionのConnectorがあります。
FivetranのLite Connectorを使って、NotionからSnowflakeにデータを同期してみましたので、本記事でご紹介します。
事前準備
Connectorを設定する前に、データの同期先となるDestinationの設定が必要です。今回、DestinationにはSnowflakeを使用します。SnowflakeをDestinationに設定する方法は、こちらのブログにてご紹介しております。
Connectorの追加
ConnectorにNotionを追加していきます。Lite Connectorでも標準のConnectorと同じように追加することができます。
Fivetranの[Connectors]の画面から、[Add connector]をクリックします。
Destinationを選択します。今回はSnowflakeにデータを同期しますので、あらかじめ用意していたSnowflakeのDestinationを選択します。
ConnectorにNotionを選択します。補足となりますが、「Lite」と表示されているConnectorはLite Connector、「Lite」の表示がないConnectorは標準のConnectorです。
Destination schemaを設定し、[Authorize]をクリックしてNotionの認証を行います。
Fivetranに付与されるアクセスの許可を確認し、[ページを選択する]をクリックします。
データを同期するページを選択し、[アクセスを許可する]をクリックします。
Fivetranの画面に戻り、[Save & Test]をクリックして、設定の保存と接続テストに進みます。
接続テストに成功したのち、[Continue]をクリックします。これでセットアップは完了です。
「Your data is ready to sync!」と表示され、データの同期の準備が整った状態です。[Start Initial Sync]をクリックし、初期同期を行います。
「Initial sync complete」と表示されると、初期同期が完了です。
同期したデータを確認
同期したデータを確認してみます。同期に使ったNotionのページは以下の画像のページとなります。「名前」の列には「今昔饗宴千本桜」や「爪王」など、「タグ」の列には「第一部」や「第二部」などが入力されています。「タグ」は複数選択可能になっています。
FivetranからSnowflakeに同期したデータは、以下の画像のようにテーブルが用意されています。
「PAGE_PROPERTY」のテーブルを確認してみます。2つのレコードに同じPAGER_IDが割り振られています。例えば7行目と8行目は同じIDとなっています。MULTI_SELECTのカラムを参照すると、7行目は第二部という文字列があり、8行目はnullになっています。
TITLEのカラムを参照すると、7行目はnullになっていますが、8行目には爪王という文字列が確認できます。元のNotionのページにあった「名前」や「タグ」の列の値が、同じIDでレコードが分かれて出力されています。
最後に
FivetranのLite ConnectorのNotionについてご紹介しました。